アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場するMS(モビルスーツ)。
制式番号ZGMF-X19A。パイロットはアスラン・ザラ。
背部の大型の翼が特徴の新型機。ストライクフリーダムガンダムとほぼ同時期に開発され、新型エンジンの搭載により以前のジャスティスガンダムとは比較にならないほどの性能を獲得することに成功。その能力差は数倍とも言われている。
通称インフィニットジャスティス。
発表当初は「ナイトジャスティスガンダム」という名称だったが、後にこの名に改められた。
「ZGMF-X09A ジャスティス」は前大戦末期、半ば狂信者と化した当時のザフト最高評議会議長パトリック・ザラが、息子であるアスラン・ザラに託した機体であった。
しかし最終的にアスランは「ZGMF-X10A フリーダム」のキラ・ヤマトと共に彼に対峙し、第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦での活躍で戦争を終結へと導いた。
だが、わずか2年足らずで世界は再び戦争状態へと至る…。
混迷する情勢の中、新たな正義が戦場へと舞い戻る。「ZGMF-X19A インフィニットジャスティス」。
様々な経験を乗り越え決意を新たにする戦士アスラン・ザラにこの機体は託された。
再びキラ、ラクスと共に戦いを終わらせるために。
この機体はラクス・クラインを旗頭とする旧クライン派が「ZGMF-X20A ストライクフリーダム」と共に開発・完成させたMSである。
開発経緯は不明であるが、セカンドステージシリーズMSと旧ジャスティスのデータを入手したクライン派が宇宙に隠されたファクトリーで完成させたものである。
ストライクフリーダム同様に新型エンジンの搭載により「ZGMF-X09A ジャスティス」の数倍の戦闘能力を持ち、機体性能は「ZGMF-X42S デスティニー」「ZGMF-X666S レジェンド」に匹敵する。
また、ストライクフリーダムとは異なり、関節の色が銀色であるのも特徴的である。
ZGMF-X19A
18.9m
79.67t
旧ジャスティスに装備された「MA-M20 ルプス」を基にしたMA(マティウスアーセナリー)系列に含まれる機種だが、クライン派の開発段階でインフィニットジャスティス用にカスタマイズされている。
MR-Q17Xの前型機を脚部に組み込んだもの。
膝部と足甲部にビームブレイドを発生させ、蹴り技と連携することで相手を両断する。
旧ジャスティスのビームサーベルと同一のもの。既に十分な出力を持っており開発段階で流用されたものと思われる。
中央部にビームシールド発生器を備えたシールド。
本体自体はシールドとしての機構というより、内装された武装のキャリアとしての意味合いが大きいと言える。
インフィニットジャスティスの特徴的武装。旧ジャスティスの「ファトゥム-00」と同様に分離稼動が可能である。
00よりも武装面での強化が図られており、この機体自体が一種の突撃武器として使用可能である。
折り畳まれた先端部にはスパイク状のビームサーベルと
インパルスのフォールディングレイザーを大型化したような対装甲ナイフが装備されており、
PS装甲、通常装甲双方に対して有効な武装となる。