イ・チャンドン監督のドキュメンタリー、イ・チャンドン アイロニーの芸術を観た。 フランスのアラン・マザール監督とイ・チャンドン監督の共同制作。 監督自身の語りで、今までの全ての作品を最新作からそして最後は監督の少年時代まで遡って進んでいく。 監督は静かで穏やかな語りで、どうやって映画を作り始めるのかどうやって物語を作るのかを丁寧に説明してくれる。 一つのイメージ、一つの映像シーンを思いつくところから物語を作っていくというのも興味深い。 絵画的な物語の始まりは言葉で表現しきれない感性を感じる。 イ・チャンドン監督の作品の中には韓国歴史特有の悲しみや苦しみが詰まっているのだけれど、もしかしたら自分…