William Faulkner アメリカ合衆国の小説家。 1897年9月25日、生まれ。1962年7月6日、死去。 1897年、ミシシッピ州ニュー・アルバニーで生まれる。 自らの故郷をモデルにした架空の町ジェファソンを自己の文学創造の場とし、のちに「ヨクナパトーファ・サーガ」と呼ばれる小説世界を作り上げる。フォークナーは、日本の現代作家に多大な影響を及ぼしている。 1950年にノーベル文学賞を受賞。
フォークナー短編集 (新潮文庫)
きれいさっぱり洗い流そうという話です。 「アブサロム、アブサロム!」のネタバレ(特にⅤ~Ⅶ章)あるので、嫌な方は閲覧を控えてください。 あらすじの把握が難しい作品なので、問題ないとは思いますが。 あらすじ 時系列倒置 似た者同士の将来像 友情という依存 身勝手な贖罪 人間は人間 あらすじ 老人のウォッシュは、似た年齢のトマス・サトペンと友人の関係でした。 サトペンは、世継ぎの男の子が欲しかったので、15歳のウォッシュの孫娘に手を出します。 孫娘は無事に赤ちゃんを産みますが、女の子でした。そのことを知ったサトペンは、彼女に見捨てるような台詞を言います。ウォッシュはブチギレて、サトペンを殺します。…
作品の解説はこちら。 naginagi8874.hatenablog.com 倒置回数 倒置の目的 構成からみる作者の意図 キャディから見たコンプソン家 おわりに 倒置回数 全体構成はこうなっています。 第1部を第3部の下に1回移動すれば、元の時系列に戻ります。 本作で、時系列倒置をしているのは、第1部から第3部です。 第1部は、こういう構成になっています。 下の表の通りに移動すれば、 元の時系列順に戻ります。第1部の倒置回数は93回です。 第2部の構成は、こうなっています。 元の時系列順に直す前に、厄介な箇所が二つあります。 ベンジーの草地売却がイベントとしてあるのですが、直接的な描写があり…
非常に難解な作品です。難解にしなければならない事情がありました。 登場人物 あらすじ Ver.1 あらすじ Ver.2 あらすじ Ver.3 読み解きの前に 全体構成 父性と母性 各部解説 第一部:1928年4月7日 第二部:1910年6月2日 第三部:1928年4月6日 第四部:1928年4月8日 全体の解釈 題名の意味 登場人物 この作品は登場人物が多すぎます。誰が誰だか全く分かりません。 なので、本記事では、このように呼びます。 あらすじ Ver.1 名のあるコンプソン家が、没落しました。 (あらすじ終わり) 高い身分の人間がみんな落ちぶれていったという話です。 あらすじ Ver.2 全…
フォークナーの長編を初めて読む方にオススメです。文章も比較的素直で、時系列倒置もほとんどなく、話の内容も他の代表作より分かりやすいですから。 ……ただ一点、女子大生のレイプ事件という題材を除けば。 ということで、本作には暴力的や性的な描写が含まれています。本記事でもショッキングな話題に触れていますので、苦手な方はブラウザバックすることを強く勧めます。 あらすじ 二重対称反復構造 あらすじ(ホレス視点) あらすじ(テンプル視点) レイプ事件の動機 両者の問題点 サンクチュアリの崩壊 あらすじ 女子大生が犯罪者にレイプされます。弁護士は、容疑者として挙がった無実の男を助けようとしますが、女子大生の…
オチが秀逸な作品です。一度、読むことをオススメします。 そして、読み終わった後は、エミリーに薔薇を渡してください。気持ちだけでも。 あらすじ 時系列倒置 事件の動機と背景 アメリカ南部社会の問題点 薔薇の意味 あらすじ ネタバレ注意です。 エミリー・グリアソンは名門の家に生まれましたが、南北戦争後の混乱で家は没落し、広い屋敷だけが彼女の手元に残りました。 30代の頃、エミリーの父が亡くなります。しかし、彼女は父の死を受け入れられないのか、「父は死んでいない」と言い張り、遺体の埋葬を拒否します。町の人達が法的に圧力をかけて、ようやく埋葬が行われました。 やがて、北部出身の労働者ホーマー・バロンと…
内容がエグすぎます。 もし、途中で具合が悪くなったら、無理せずにブラウザバックしてください。 あらすじ Ver.1 あらすじ Ver.2 前半:クリスマス 後半:リーナ 時系列倒置 父性と母性 父性キリスト教の問題点 女性の問題 ジョアナの悲劇 信仰のない二人の男 父性キリスト教からの解放 あらすじ Ver.1 妊婦のリーナは、夫であるルーカス・バーチを探すために、ジェファソンを訪れます。 そこで、バイロンやハイタワーに助けられて、無事に子供を産みました。 やがて、夫のルーカスと再会しますが、逃げられてしまいます。 それでもリーナは諦めずに、赤ん坊を抱えて再びルーカスを探す旅に出ました。 (あ…
1932年に発表のアメリカ合衆国のウィリアム・フォークナーが書いた長編小説。 架空の町ヨクナパトーファ郡ジェファソンで起きた一連の事件が話の筋。 この小説を読んでいろんな時系列があるがその時系列最後にびっくりすることが起きて、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『予告された殺人の記録』にも似たところがあるなと思った。文章の構造が似ているというか。 私はバイロン・バンチの恋愛のところが温かく希望があって好きだったな。 誰が主人公なのかな?と思うといろんな人の人間群像劇という感じがする。ジョー・クリスマスも主人公だし、ハイタワーも主人公の一人だし、バイロン・バンチも主人公の一人だったのかもしれない。 …
★★★☆☆ あらすじ 江戸川乱歩による「世界推理短編傑作集」以降に書かれた作品も含めて厳選した短編ミステリ集。シリーズ第1巻。 感想 厳選した短編ミステリが収められたアンソロジーだ。第一巻にはミステリには詳しくない自分には、辛うじて名前くらいは聞いたことがあるような作家の作品が収められている。 そんな中にサマセット・モームやウィリアム・フォークナーといった文豪と呼ばれるような作家の作品も含まれているのは意外だった。だが今でもミステリ作家ではない作家の作品にもミステリー要素はあったりするし、彼らの中に流行りのジャンルに挑戦しようという気持ちもあったのかもしれない。 ビアンカ・オーバースタディ (…
ウィリアム・フォークナー『エミリーに薔薇を』中公文庫(2022) デイビッド・モントゴメリー (著), アン・ビクレー (著)『土と内臓』築地書館(2016) トーマス・ベルンハルト『推敲』河出書房新社(2021) 新・読書日記109 – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com
★この記事を読むと、1932年に発表された「ウィリアム・フォークナー」による小説『八月の光』が読みたくなります。 ★詳細はこちら→『八月の光 - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『ウィリアム・フォークナー - Wikipedia』 リンク Kindle版(電子書籍)はコチラ→『八月の光 (光文社古典新訳文庫)』 【あらすじ】 『八月の光』は、ウィリアム・フォークナーによるアメリカ南部を舞台にした小説で、いくつかの物語が交錯しています。主要な登場人物の一人、ジョー・クリスマスは、自身の人種的アイデンティティに悩みながら流浪の生活を送ります。彼の過去と現在が徐々に明かされる中で、彼は様々な暴…