《憲法学が専門の棟居快行(むねすえとしゆき)・専修大学教授は「自由と安全を両立させる必要がある。安全を口実に国家が個人に介入し、内閣の勝手にさせないよう、国会が縛っていくことが大事だ」と指摘する》(5月3日付毎日新聞社説) これはその通りなのであるが、今のように国会が不活性である限り、内閣が勝手に動くしかなくなってしまう。これを解消するためには、難癖しか付けられない野党に期待するのではなく、3分の2を有する与党を分割し、党内の議論を国会という公の場に引っ張り出す必要があるだろう。 論点は幾らでもある。例えば、コロナ対応におけるザル入国問題。シナに忖度(そんたく)して新型コロナそして変異ウイルス…