オーストリア・ウィーンに本拠を置く管弦楽団(オーケストラ)。
独:Wiener Philharmoniker
英:Vienna Philharmonic Orchestra
母体は、ウィーン国立歌劇場付属の管弦楽団。つまり、国立歌劇場の"座付き楽団員"であったメンバーたちが自発的に始めたのが、ウィーン・フィルの活動であり、ウィーン・フィルのメンバーは、すべて国立歌劇場の楽団員ということになる。
メンバーが芸術上、組織上、財政上の自主的責任を負い、全ての決定は、メンバーの総会で民主的に行われる。実際の管理業務は、民主的に選出された12名の委員からなる委員会で実施される。
ちなみに小澤征爾はあくまでも国立歌劇場の音楽監督であり、ウィーン・フィルの責任者というわけではない。