きのうの映画『ミスター・ランズベルギス』について補足。 独立を宣言するランズベルギス。 ランズベルギスがソ連に独立を迫った時に前面に押し出したのが、独ソ不可侵条約の秘密議定書だった。「独ソ不可侵条約」とは1939年8月23日にナチス・ドイツとソ連の間に締結された不可侵条約で、激しく対立していたはずの2国が手を結んだことは世界を驚かせた。 不可侵条約に署名するモロトフ外相。後列右から2人目が上機嫌のスターリン。(wikipedia) 日本は当時ノモンハン事件の最中でソ連と戦闘を行いつつ、日独同盟の締結交渉中で、平沼騏一郎首相は「複雑怪奇な新情勢」に衝撃を受け内閣は総辞職した。 問題はこの条約と同…