ウォルトン

ウォルトン

(音楽)
うぉるとん

William Walton
ウィリアム・ウォルトン


サー・ウィリアム・ウォルトン
Sir William Turner Walton, O.M. (1902.3.29.オールドハム〔イギリス〕〜83.3.8.イスキア島〔イタリア〕)

20世紀を英国を代表するイギリスの作曲家。
現エリザベス女王の戴冠式に際して合唱曲を作曲したり、俳優ローレンス・オリヴィエ監督・主演によるシェイクスピア戯曲の映画化作品の音楽を担当するなど、イギリス作曲界で不動の地位を確立。ストラヴィンスキーやプロコフィエフ、ジャズなどの影響を受けながらも、これを消化し、鳴りの良いオーケストレーションを駆使した壮大で色彩的な作品を数多く残した。
吹奏楽においては行進曲『王冠』 (1937)、「管弦楽のための“ジョージ・バーナード・ショー”的素描より『メジャー・バーバラ』」(1941)などの編曲譜がよく演奏されている。

略歴

  • 1902年 ランカシャー州オールドハムに生まれる。
  • 1912年 10歳でオックスフォード聖歌隊学校に入学。
  • 1916年 オックスフォード大学入学。ロンドンの文学に造詣の深いサシェヴァレル・シットウェルと親友になる。
  • 1920年 シットウェルの勧めで大学を退学。シットウェルの家に住み込み、作曲に没頭。
  • 1922年 サシェヴァレルの妹エディス・シットウェルの詩に基づく朗読のための室内楽曲「ファサード」で注目を集める。
  • 1925年 序曲「ポーツマスポイント」作曲
  • 1926年 序曲「ポーツマスポイント」初演。特にアメリカで人気を博し、国際的声望を高める。
  • 1929年 ヴィオラ奏者Lionel Tertis の委嘱でヴィオラ協奏曲を作曲(1928-)。ヒンデミットが初演、作品を献呈される。オラトリオ「ベルシャザール王の饗宴」作曲(-1931年)。
  • 1931年 オラトリオ「ベルシャザール王の饗宴」初演。カラヤンが「今世紀最高の合唱曲」と絶賛。
  • 1932年 指揮者ハミルトン・ハーティに交響曲を委嘱される。
  • 1934年 最初の映画音楽『逃げちゃ嫌よ』作曲。
  • 1935年 シトウェル家から自立。交響曲第1番完成。
  • 1937年 ジョージ6世のために戴冠行進曲『王冠』作曲。
  • 1939年 ヴァイオリン協奏曲作曲。委嘱者ハイフェッツが初演し、作品を献呈される。
  • 1941年 徴兵され、情報省から戦時プロパガンダ映画の音楽作曲を依頼される。映画音楽「スピットファイアー」など作曲。
  • 1944年 ローレンス・オリヴィエとの初仕事で映画音楽『ヘンリー5世』作曲。以後シェークスピア三部作の映画音楽を一緒に手がける。
  • 1948年 スーザン・ジル・パッソと結婚。イタリア・ナポリ湾に臨むイスキア島に移住。
  • 1951年 ナイトに叙せられる。
  • 1953年 エリザベス2世のために戴冠行進曲「宝珠と王杖」、管弦楽伴奏合唱曲「テ・デウム」作曲。
  • 1954年 オペラ「トロイラスとクレシダ」がコヴェント・ガーデンで初演 。
  • 1955年 ケンブリッジ大学、ロンドン大学から名誉博士号を送られる。
  • 1956年 チェロ協奏曲作曲。委嘱者ピアティゴルスキーが初演。
  • 1959年 交響曲第2番作曲。翌年初演。
  • 1969年 最後の映画音楽「三人姉妹」作曲。
  • 1981年 最後の主要作「Prologo e Fantasia」(1981)初演。
  • 1983年 自宅で死去。

主要作品

  • 交響曲第1番 (1932-35)
  • 交響曲第2番 (1959)
  • 序曲「ポーツマスポイント」(1925)
  • 戴冠行進曲「王冠」(1937)
  • オペラ「トロイラスとクレシダ」 (-1954)
  • オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」 (1937)
  • ヴァイオリン協奏曲 (1939)
  • ヴィオラ協奏曲 (1928-29)
  • チェロ協奏曲 (1956)
  • 映画音楽
    • 『ヘンリー5世』(1945)
    • 『ハムレット』(1946)
    • 『リチャード3世』(1956)

※シェイクスピア3部作。いづれもローレンス・オリヴィエ製作・監督・主演

など

ネットの話題: ウォルトン

人気

新着

新着ブログ: ウォルトン