アゲハチョウ科に属する。シロチョウ科ではないので,ウスバシロチョウという名前は適切ではないことから、「ウスバアゲハ」と改名しようという動きもある。
5月上旬〜6月中旬に成虫が見られる。卵で越冬、2〜3月頃孵化。 幼虫の食草はケシ科のムラサキケマン、ヤマエンゴサクなど。
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新緑が美しい黒滝城趾のお散歩の続きです。 前回は、「黒滝城趾登山口」から入り、「大堀切」→「天神曲輪」→「桜井ノ曲輪・ 桜井戸跡」→「大蓮寺曲輪」と歩きました。 登りが多くて、結構きつかったです。 今回は、「桜清水」→「鷲沢ノ井戸跡」→「吉傳寺曲輪跡」→「吉傳寺平」を通り、 別の「黒滝城趾登山口」から、アスファルトの道を歩いて、駐車した場所まで戻る コースです。 さあ、お散歩を続けましょう。 まずは、来た道を少し戻ります。 すぐに、分岐に来ました。 「吉傳寺曲輪跡」「吉傳寺平」の方に向かいます。 周りは、シダに覆われ、鬱蒼とした感じです。 遠くに「桜清水」の看板があります。 この辺と思って探し…
白い羽が特徴的なウスバシロチョウ。しかしその正体は・・・ 人は見かけによらないとはよく言ったもので、怖そうな人が実は優しかったり、その逆で優しそうな人が実は怖かったりといったことは多々ある。そんな見かけによらないといったことは、チョウの世界でも起こることがある。今回はそんな見かけによらないチョウ、ウスバシロチョウをご紹介していこうと思う。 実際の画像を見ていただいた方は、モンシロチョウに近い仲間なのかと思うだろう。そんな本種に付けられた和名はウスバシロチョウ。これはもう間違いない!、、、と思ったそこのあなた。残念ながら間違いである。 ウスバシロチョウはモンシロチョウの仲間ではなく、アゲハチョウ…
北 杜夫 大先生の名著「どくとるマンボウ昆虫記」の一章「詩人の蝶」は、詩神ホメロスの逸話から始まります。章のテーマはパルナシウス。はい、ここからいつものうんちくが始まりますよー。蝶に全然興味のない方、逆に蝶にお詳しい方は飛ばしてくださーい。 ヨーロッパに産するアゲハチョウの仲間でアポロチョウというのがおります。白地の半透明の翅はねに黒縁取りの赤紋を配した、それはそれは美しい蝶です。白い楕円の翅は一見シロチョウの仲間を思わせますが、実はこれがアゲハチョウ科の祖先形。アゲハチョウのツバメのように細く長い尾は、のちの進化で獲得されたものです。アポロチョウは原始の姿をとどめたまま、ヨーロッパの陽光の元…
2023.5.1 14:15 佐久市 写真はしっかりピンボケですいませんが、5月1日相模原市から山菜取りに来た中学の同級生とお昼をいただいて、午後はJAXAの「臼田宇宙空間観測所」と「美笹深宇宙探査用地上局」のパラボラアンテナを見学に行きました。 その後、白樺林の写真を撮りたいというので、八千穂高原の白樺林に向かいます。中部横断道の臼田インターまで下る途中の出来事でした。右にカーブして左手にある林の法にタチツボスミレが咲いていて、その花に確かにチョウが止まりました。 そのチョウは、アゲハチョウを小型にしたようなかわいいチョウです。車を走らせながらですが見間違いではないと思います。慌てて車を停め…
七面倒な理屈はいわぬ。 とにかく物をあつめたがる人種がいるのは確かなことだ。 人々は切手をあつめる。 人形をあつめる。 キーホルダーをあつめる。 ビンやカワラケをあつめる。 これはもう理屈ではない。 ある種の分裂病患者に濫集症というのがあるが、 およそ役に立たぬもの、汚らしいもの、捨てるよりほかないものを、 無闇やたらと蒐集する。 彼らはそうして集めた毛髪、木片、ボール紙の切れっぱし、爪の屑などをひしとかき抱き、 他人がそばにくると一片でも渡してなるものかという表情をする。 そっとしてやったほうがいい。 昨日触れた「どくとるマンボウ昆虫記」の冒頭である。 このエッセイは人はなぜ虫を集めるかとい…
さて、4月16日の撮影のメインである。 ぱっと見スジグロシロチョウに似ているが翅が透けているのがわかるだろうか。 また、翅をペタッと開いたり、毛むくじゃらな姿から蛾と間違われることがあるが、 ギフチョウと同様アゲハチョウの仲間である。 PENTAX K-5IIs + smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM SS1/640 F4 ISO200 毛むくじゃらな姿は氷河期の名残であり、 ギフチョウと並んでスプリングエフェメラルを代表する蝶である。 産地は局地的であるがギフチョウよりはだいぶマシであり、 近年は生息地を広げているという。 とは言え小生が子どもの頃は見ることもでき…
2023年4月16日(日) 天気:晴れ 週間天気予報は土日とも雨をマークし、土曜日はザアザア振りだったのですが、日曜日は奇跡的に晴れたおかげで蝶探しに出かけることができました。 今回もスプリングエフェメラルのひとつ、ウスバシロチョウを目指します。 X-H2S XF70-300 ss1/4000 F11.0 iso2000 【プリ撮影ES】 まずはルリシジミ。裏翅は地味ですが開くととてもキレイですね。 X-H2S XF150-600 ss4000 F9.0 iso2500【プリ撮影ES】 ミヤマセセリ。彼らが少なくなると夏になってくるんですかね。 夏は嫌いですが、どんな蝶に会えるかと思うと我慢で…
キバネツノトンボと別れを告げ、次の目的地大戸緑地へ向かいました。すると急斜面のハルジオン畑でふわふわと飛んでいる蝶が目に入って来ました。 今年は会えないかなと思っていたので嬉しい出会いでした。ウスバシロチョウ。 鱗粉が薄く翅が透けてハルジオンがうっすらと見えます。優雅に飛ぶ姿はいつ見ても素敵です。年に一度この時期にしか見られないアゲハチョウです。同じ場所では初見のカメムシも見られました。 小楯板の先の白色紋が鮮やかなツマジロカメムシ。 目的の大戸緑地へ着き駐車場を降りると赤ピンク色の花が目に入りました。 丁度咲き始めていたベニウツギ。黒系アゲハが次々と吸蜜に来ていました。 クロアゲハ、カラスア…
シジュウガラが戻って来た! シジュウガラは自分が育った場所に戻って巣を作るという。ということは、以前うちで巣立った🐤の子孫かな?以前はこちらの巣箱ではなく、白樺の木の地上から2m位の高さに巣箱を掛けていた。何度かシジュウガラが営巣し巣立った。ところがある年、私が数日不在の間に猫に襲われ、巣箱ごと落とされ、巣箱はひっかき傷だらけで中のヒナは1羽も残っていなかった。付近にはシジュウガラの羽と巣の残骸が残っていただけだった。猫はどうやって2㎝位の小さな穴からシジュウガラを取り出したのか?何羽食べたのか?生き残ったヒナはいたのか? 分からないまま悔しくショックな思いが残った。 その後、次の巣箱はダメも…
雪が解け、目覚めたのは森だけではない。 小さな生き物たちも続々と動き始めた。 ルイヨウボタンだ。 深山の林縁に咲き、秋には黒紫色の素敵な実をつけるとある。 森は通うごとに出会いがあり、発見がある。 今日は、ユウマダラエダシャクを数多く見かけた。 一斉に浮かし始めたのかな。 シャク蛾の幼虫は尺取虫。 手のひらを広げて距離(尺)を1尺、2尺と図るような面白い進み方をするあの芋虫 おや、「ハラペコあおむし」の絵本に出てくるみたいな芋虫がいるぞ。 あとで調べてみると、アオバセセリの芋虫のよう。(ちょっと自信なし) ウスバシロチョウが風に揺られながら、一生懸命しがみついていた。 よく見ると、触覚にしずく…