ミャンマー内戦はウクライナやガザのようには見られていないが、対立する超大国の利害が紛争の方向性と期間を決定する可能性がある。 Bertil Lintner Asia Times May 31, 2024米国が現在、ミャンマーで中国やロシアと新冷戦の代理戦争をしていると言うのは、どう考えても無理がある。しかし、国家管理評議会(SAC)政権と、増え続ける民族的・政治的抵抗勢力との対立がエスカレートするにつれ、世界の2大ブロックの対立が、ますます凶悪化するミャンマーの内戦の帰趨を左右する可能性が出てきた。一方では、アメリカは反クーデター派の国民統一政府(NUG)を、ひいては全国に散らばるその傘下の人…