ロシアの革命家・レーニン(1870〜1924)の本名。
ヴォルガ河畔のシンビルスク生まれ。17歳の時、兄のアレクサンドルが皇帝暗殺計画に参加したことが発覚して、死刑に処されてしまい、1917年の2月革命までスイスやフィンランドなどでロシア革命を指導した。
この時の暗号名がニコライ・レーニン。「ニコライ」はロシアの一般的な名前であると同時に、レーニンらによって倒される帝政ロシア・ロマノフ朝最後の皇帝の名(;2世)でもある。また、「Lenin」は英語の「Leniency」(=寛大さ)であり、そういう豪快な人物を目ざした。〈中沢新一の『はじまりのレーニン』に詳しい。「ドリンドリン」と彼は笑う、子供たちに好かれる人物だったのだ。〉