ウルトラマンガイア
(テレビ)
【うるとらまんがいあ】
1998年9月から放送された平成ウルトラシリーズ第3作。
特徴として、
- シリーズ初の地球出身ウルトラマン
- 変身するのは防衛組織「ＸＩＧ」を支える青年科学者ネットワーク「アルケミースターズ」のメンバーでもある高山我夢だが、基本的に防衛組織では戦闘要員ではない
- 「ＸＩＧ」には空（ファルコン、イーグル、クロウ）・陸（ハーキュリーズ）・海（マリーン）＋レスキュー（シーガル）、計6チームの専門チームとメカがあり、それを統括するチーフ（演じたのは宇梶剛士）には輸送機「ピースキャリー」が預けられる。その上に旧シリーズの隊長に位置するコマンダーが存在
- ライバルとなる「もうひとりの巨人」ことウルトラマンアグルが登場する
など、新機軸満載の内容であることが挙げられる。
また、我夢役の吉岡毅志、ライバルアグルに変身する高野八誠（後に『仮面ライダー龍騎』でもライアに変身）はシリーズでも1、2を争う美形ウルトラマンとして話題に。『星獣戦隊ギンガマン』と共に、2000年から本格化するイケメンヒーローブームの基礎となった作品ということも付記せねばなるまい。
さらに2007年2月に高野氏は同番組の藤宮を支えていたTVレポーター役の女優と結婚していたことが明らかになった。
上記のような魅力的な設定を巧く活かし、前々作「ウルトラマンティガ」とは違った切り口で、環境問題や重厚な人間ドラマを丁寧に描いた。これにより根強いファンを獲得する一方で、逆に「ティガ」同様勧善懲悪の枠組みに収まらないエピソードも多数制作されたことから、メインの視聴者たる子供にはストーリーが難しかったとする意見もある。
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