ペルー領のチチカカ湖にある島。
「トトラ」と呼ばれる葦でできた300程の人工の浮島の集まりで、そこに2700人ほどの先住民アイマラなどの島民が生活している。
湖面に顔を出すようにして生えているトトラを刈り取り、その根の塊を浮島のベースとして、刈り取ったトトラをブロックのようにして束ねたものを3mほど重ね、さらにその上に敷き藁のようにしてトトラを敷き詰める、といった方法で作られている。浮材として使っているトトラが腐ってきた場合には、また上から新しいトトラを補充する。島の寿命は10〜15年。島には学校や病院など島民向けの施設のほか、レストランや商店、宿泊施設など観光客向けの施設も存在する。