リラックスしていること、無理をしないこと、 何より、頑張りすぎないことが美徳とされる中で、 頑張って何が悪い、という話である。 数年前、とあるコース勉強会で、年配の学習者が 「わたしも頑張って赦します」と発言された際、 主催者である女性コース教師(アラフォー)が、 「ああ、〝頑張って〟赦すんですねえー」と、 蔑むような口調で言った時、僕の中で、 ものすごい怒りが沸いたのを思い出した。 なんだか自分を否定されたような気がして、 神に戻ってゆくのに頑張って何が悪いのだ、 と思ったのだ。 僕たち、バブル世代は、いい時期も経験したが、 時代としては決して今のように、 人に優しい時代ではなかった。 24…