Esperanto,ポーランドのユダヤ人医師・ザメンホフによって人工的に作られた言語。1887年に発表され、「中立公平で学びやすい国際共通語」として作られた。エスペラントを話したり、それで文章を書く人たちを「エスペランチスト」と呼ぶ。
言語が原因となって生じる民族間の誤解をなくすために必要だという理由で作られた。世界中で既に使われている母語に成り代わるというよりは、むしろすべての人の第2言語としての国際補助語を目指して作られている。
エスペラントは、文法・語彙とも、ヨーロッパ言語をもとに作られているが、世界の多くの言語で見られる「文法上等における不規則な要素」を取り払い完全に規則的・合理的に作られているため、容易に習得することができる。現在、世界で約100万人がエスペラントを使用しているとされている。
日本では、日本では1906年に二葉亭四迷が日本最初のエスペラントの教科書『世界語』を著した。1919年に結成された日本エスペラント学会を中心として、各地にエスペラント会があり、国際交流活動、普及活動をおこなっている。