はじめに これまで旧約聖書で読み進めてきたものの、なんというか、印象は概ね神話的世界観、でありました。 しかしながら、列王記以降は世界史の中でも古代史に該当する部分との重なりが見られ、その点で突飛な英雄伝の風合いは影を潜めたといえると思います。 以下、今回読んだエズラ記、ネヘミヤ記、エステル記について概観します。 エズラ記、結論は良く分からん キュロス王によってバビロン捕囚が解かれ、ユダヤの民がエルサレムへ帰還したときのお話。 エルサレムへ皆が帰還し、さあ神殿を再構築しようというときにエルサレムの他の民族に邪魔され、告訴されます。で、スサにいるアルタクセルクセス王から「どうなっとんじゃ?」と詰…