今日読んだのは、荻原規子『エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード』です。 今作は、八百万の神と名乗る犬(!?)と同居することになった女子大生という設定で、神との同居という非日常と大学生の生活という日常の描写、両方を楽しめると期待が膨らみます。 それでは、あらすじと感想を書いていきます。 あらすじ おすすめポイント 八百万の神を名乗るパピヨン 人間が真に怖れているもの ほろ苦く幼い日々への懐古 今回ご紹介した本はこちら 次刊はこちら あらすじ 大学進学の春、美綾はイギリスと生活する両親と弟を見送り、実家で一人暮らしをすることに。選んだ進路が正しかったかモヤモヤする美綾のもとに、「自分は八百…