イタリア半島の先住民族、エトルリア人が使用していた言語。現在は死語となっている。
インド・ヨーロッパ語族 に属さないこと、エトルリア・アルファベットの読み方などはわかっているが、現在残っているものは碑文などがほとんどのために詳しいことは知られていない。そのため孤立した言語に分類されている。しかし一部の学者たちはラエティア語(アルプス地方で話されていた。Raetian)やレムニア語(英語版)(エーゲ海のレムノス島で話されていた。Lemnian)など、ヨーロッパにおける死語となった孤立言語との共通点を指摘し、ティレニア語族(英語版)(ティルセニア語族、Tyrrhenian/Tyrsenian)を形成するとしている。
エトルリア語のアルファベット(エトルリア文字)はギリシア文字を参考に作られ、古代ローマで使用されたラテン文字の元になったといわれている。