誰かと会話をしている時、 自分が自分と会話しているように思える瞬間がある。 相手は自分の心の一部であり、 相手を通して、自分が自分に何かを語りかけている。 自分が、自我一択で生きていたとき、 相手から語られるのは常に、自分を不安にさせたり、 罪悪感を感じさせるものばかりだった。 しかし、罪はない、と言い張る兄貴の話を信じて(笑) とりあえず〝白痴のざれ言〟を赦しているうちに、 ひょっとして自分は本当に無罪なのではないか、 と思い始め、やがて相手の自分に対する言動が全て、 正気の自分(兄貴)が、天国認知症の自分に、 本当のことを気づかせようとしているように思えてくる。 例えば、反抗的な学生を目の…