エドガー・H・シャイン

謙虚なリーダーなんてあるの？ 著者の紹介 個人的な関係を重視するスタイル これからは「謙虚なリーダーシップ」が求められそう まずはチームメンバーにもっと関心を持とう Photo by fauxels from Pexels 謙虚なリーダーなんてあるの？ グイグイいけない管理職だった私は、管理職失格と思っていました。しかし、本書のタイトルにある謙虚（というより引っ込み思案）なリーダーシップというスタイルがあるのなら、私にも真似することができるかも知れない、リーダーだからってグイグイ行かないで良いのならそうしたいと思い、本書を手に取りました。

carrot-lanthanum0812.hatenablog.com 前回の記事では、 「人間関係がいかに人を疲れさせるか」 「過度の期待をやめ、あきらめることで疲れを予防する」 そして「共生という関係」 について書いた。特に大事なのが予防策を打ったうえでの、具体的な対人関係を形成するための共生関係である。内容の要約をすればつまり、””所属集団””のルールを守ることが基本で、関係を深めるとはギブアンドテイクの契約関係を複雑化していくことだ。この説明を核とはしつつも、この記事では人間関係において中心的であるところの相互依存を主軸として、そこから人間関係を展開させていきたい。 相互依存とは一言で…

誰かを応援すること 支援すること 助けることは必ず 自分に返ってくるものだ 誰かを助けよう 情けをかけよう 許してやろう そうすると自分も誰かに助けられる 情けをかけてもらえる 許してもらえるはずだ 世の中とはそういう仕組みになっている⬛ 人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則 作者:エドガー・H・シャイン 英治出版 Amazon 人を助けるということ:苦しい時を乗り越えるために 作者:スティーブン・ポスト 創元社 Amazon

『人を助けるとはどういうことか』 エドガー・H・シャイン 2009.8 英治出版 ・以前読んだ『経営の力と伴走支援〜対話と傾聴が組織を変える〜』の中で紹介されていて気になったので読んでみました。 ・著者の エドガー・H・シャイン教授は組織文化や組織開発、プロセスコンサルテーションを専門としています。 ・人を助けるために支援するということは本当に奥が深いことが分かる内容です。 ・支援には3モードあるとしています。 ①専門家→情報やサービスを提供する専門家として役立つ人 ②医師→診断して処方箋を出す医師 ③プロセス・コンサルタント→公平な関係を築き、どのような支援が明らかにする 専門家、医師は役割…

【8月16日 連続投稿1974日目】 「助けたつもりでもクライアントがそう感じなかったら支援しなかったことになる。」 これは、「謙虚なコンサルティング」（エドガー・H・シャイン著 野津智子訳 EIJI PRESS 2017年）に記載されている言葉です。コンサルが気を付けなければいけない姿勢として、注意喚起しています。 助言好きなコンサルは、相手のためだと思い色々とアイデアや方向性などの施策を提案して、それで満足した気になっている場合が多いのですが、肝心なのは提案で終わりではなく行動してもらえるかどうかだと思っています。行動しないことには変わりませんからね。提案だけで変わるならなんぼでも提案はで…

『人を助けるとはどういうことか』（エドガー•H•シャイン）（◯）＜２回目＞ 日常の対話で使えるところが満載の良書です。本書は、「本当の協力関係をつくる７つの原則」というサブタイトルが付いています。支援する側とされる側、道を尋ねる場合などちょっとしたことでも支援する側が一段高く、支援を受ける側が一段低い立場になってしまう。信頼関係ができるまでは、本当の本質的な相談は隠していて、表面的な相談が持ち出される。例えば、チームビルディングの相談をコンサルタントにする場合、本当はメンバーの１人との信頼関係が崩れており、これを建て直したいと思っているなど。 支援する側とされる側、本質的な問題を解決するために…

ITエンジニア向け転職サイトForkwellさんが開催した「ITエンジニアのための転職学」を視聴したので感想というか、内容を取りまとめる。 転職したての身なので転職学を学ぶというよりは年収上昇のためのキャリア形成のHowを知るために視聴した。 スピーカーを担当してらした赤川 朗さん(@Akira_Akagawa)さんのことは存じ上げなかったが、Forkwellで10年以上エンジニアのキャリアアップ支援をされているということで地に足のついた話に期待しながら申し込みをした。 結果としては参考になる内容だったのでこの記事を見ている方にも視聴をおすすめしたい。Forkwell会員限定のコンテンツになっ…

キャリア・アンカーとは 8つのキャリア・アンカーの種類と特徴 自分のキャリア・アンカーを見つけるには？ 簡単診断 キャリア・アンカーが明確になると得られるメリット キャリア・アンカーを活かして自己実現を目指そう キャリア・アンカーとは キャリア・アンカーとは、エドガー・シャインが提唱した概念で、個人の価値観や能力、動機づけなどから形成される、自分らしい仕事観のことを指します。 自己分析を通じて自分のキャリア・アンカーを理解することで、これまでの経験を振り返り、今後のキャリア形成に活かすことができます。自分の強みや弱み、大切にしている価値観を知ることで、適切な職場環境や仕事を見つけやすくなります…

問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる 作者:エドガー・Ｈ・シャイン,金井壽宏 英治出版 Amazon はじめに マサチューセッツ工科大学（MIT）スローン経営大学院の名誉教授であるエドガー・H・シャイン氏の著書「問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる」は、組織心理学の第一人者である著者が、長年の研究と経験に基づき、対話における「謙虚な問いかけ」の重要性を説く一冊です。 「謙虚な問いかけ」とは、自分の知識や立場を押し付けるのではなく、相手への真の興味と敬意を持って質問をすること。 本書は、この謙虚な姿勢が、組織内での階層を超えたコラボレーションを促進し、よりオー…

メディアミックスについて考える 春休みに読んだ本を振り返る。 あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 (スターツ出版文庫) 作者:汐見夏衛 スターツ出版 Amazon １年間で数回、女子生徒を中心に、この本がおすすめですと汐見夏衛さんの本を紹介される。映画を見に行った生徒が多いようで、ちらほらと感想が聞こえてきた。 特攻隊を扱った物語なのだけれど、汐見さんの描く物語は、おそらく好みを二分するのではないかと思う。自分への問いかけが多い読者は、気になるところが多すぎるように思う。物語に素直に感情移入していく読者は面白いのだと思う。 地域の図書館司書の方や、国…

www.tyoshiki.comの続き。前回の本が「男はこういうところもっとよく考えて！」という本すぎてバランスが悪かったので、バランスを取るためにこちらの本も一応紹介しておく。ベスト・パートナーになるために―――男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた作者:ジョン・グレイ三笠書房Amazon 特に重要なのが、「アドバイス」の部分 その１：「男性が女性にむやみにアドバイスするな」はある程度言われるようになってきたけれど、「女性が男性にアドバイスするな」の方は守られないどころか、女性から男性へのアドバイスはどんどんひどくなってきている その２：女性はとにか…

メインブログ（管理職おすすめの仕事に役立つ本100冊+）では、基本的に読んだ順・再読した順に投稿しています。 ブログ開始から一定期間経過し、100冊超がストックされてきたので、体系別に分類し、メインに合わせて随時更新していきます。 冒頭の目次から、気になる項目を選んで、それぞれの本の説明をお読みいただければと思います。買って読みたい本、実際の仕事に役立つ本が見つかれば幸いです。 ランキング参加中読書ランキング参加中知識ランキング参加中書評 Ⅰ．世代別 （１）社会人初期 （２）社会人中堅 （３）管理職１年目 Ⅱ．目的・シチュエーション別 （１）社会人の基礎 １．文章力を鍛える ２．思考法を鍛える…

1月8日4時28分起床 正月休みのラストデイ。 だからと言って特殊なことはなく、 朝プールに行って（今年のプールは6日から始めた）、佃住吉神社に初詣。 猫の世話をして、クリーニングに行き、1日遅れの七草粥をいただく。 図書館に本を返して、新しい本に向き合う。 ポケモンGOをお供に隅田川テラスを歩き、夕飯の買い物をする。 夜は豚しゃぶ。 明日は仕事始め。また1年が始まる。 オレ、よろしく。 読み始めたシャイン先生（今ごろかよ！） 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる 作者:エドガー・Ｈ・シャイン,金井壽宏 英治出版 Amazon