ǝnígmǝ【エニグマ】
榊健滋の漫画。
週刊少年ジャンプ(集英社)にて2010年41号から2011年47号まで連載された。全7巻。
謎の存在・エニグマによる運命のゲーム「e-test」に参加する高校生たちを描くサスペンス。
Enigma
第二次大戦下のイギリス軍暗号解読センター、ブレッチリー・パーク。集められた各分野のエキスパートの中でも、数学者ジェリコは天才だった。知り合って恋仲となったクレアだったが、ある日突然彼の前から姿を消してしまう。果たしてクレアはスパイだったのか?
ドイツ軍の暗号装置エニグマに材を取ったスリラー。
Enigma
「謎」「なぞなぞ」「パズル」等を意味する。
転じて、第2次世界大戦中ドイツが使用した暗号機。この暗号解読は第二次世界大戦における連合国側の最高機密の一つであり、スパイの暗躍、数学的天才たちの招請、「最初のコンピューター」の開発など、さまざまなストーリーがある。
連合軍はエニグマ暗号を破ることに成功していたが、これは最後まで*1秘匿されており、戦史専門家たちの第二次世界大戦の展開の分析におけるミッシングリンクともなっていた。
アラン・チューリング
*1:正確には「最後」の後、戦後かなりの間も秘匿されていた。恐るべきことに、戦後、イギリスはドイツから没収したエニグマ暗号機を何食わぬ顔で友好国に供与して使用させ、その内容を黙って解読していた。