精密機器メーカー「セイコーエプソン」のブランド。
英文表記:EPSON
かつてはPC-98互換機を製造していたことで有名だったが、現在ではカラープリンターのほうが有名である。
セイコーの子会社である諏訪精工舎の子会社「信州精器」として1961年に発足。
当時は部品メーカーであったが、プリンターの製造を手掛けるようになり1968年に発売した小型プリンター「EP-101」の大ヒットにより、一躍注目される。
1975年よりプリンターのブランド名を“EPSON”にする。
EPSONの“EP”はElectric Printerの略で、大ヒット機種の「EP-101」にもつけられている。“SON”は英語で息子の意味で、Electric Printerの子供達を作るという同社の意気込みがここに表されている
1982年には社名自体をブランド名と同じエプソン株式会社に変更し、1985年に親会社である諏訪精工舎との合併によりセイコーエプソン株式会社となる。
1997年にはオリエント時計の第三者割当増資引受により同社の筆頭株主となり、2001年の同引受により持株比率が52%となり子会社化。
尚、JR中央本線にある「すずらんの里駅」は、国鉄時代の1985年に鉄道の有効利用を目的に設置費用を負担して出来た駅であり、同駅より1kmのところに同社富士見事業所があり、同2kmのところに諏訪南事業所がある。