安全にヒマラヤ登山をするのに欠かせない、ヒマラヤの麓で生活している山岳民族の シェルパのお話。 高地で田畑を耕し、ヤクなどの家畜を飼育しながら、登山シーズンになると、 観光客の荷物を運んだり、登山のサポートをしながら生活している。 毎日ヒマラヤの頂を見上げながら、いつか自分も頂上に登ることを夢見て、 荷物運びの仕事をしている。毎日重い荷物を背負って、氷河の入口まで、 行ったり来たりし、足腰もきたわってきた。でもここから先は特別な技術がなければ、 進むことが出来ない。いつかこの先へ行ってみたい。この先の景色をみてみたい。 そしてついに夢を叶える時がやってきた。 崖を自分の体ひとつで登る練習を重ね…