有限会社エムツーは、千葉県我孫子市に所在するコンピュータゲームの開発会社。M2と表記される場合もある。 1991年8月創業。SEGA AGES 2500シリーズやバーチャルコンソール等でレトロゲームを移植復刻する仕事が多く、そのクオリティの高さには定評がある。 最近ではキャラクターイラストをアニメーションさせるツール「E-mote」(エモート)を開発し、立ち絵の表示があるアドベンチャーゲームなど多くの作品で採用されている。
ある程度ゲームを嗜むものであれば誰もがみんな知っているであろう横スクロールSTG御三家が一角『グラディウス』、その影響は世代を超えて昨今の数あるSTGにも及んでいる、文字通りレジェンドともいうべきシリーズである。しかしながらインディーを中心に数多のSTGがリリースされるようになり、静かながらSTG人気が復興しつつある傍らで、本家本元の『グラディウス』シリーズは完全に停止してしまっている。 まぁソレ言い出すとかつて栄華を誇ったSTG作品で生き残ってるのは何があるんだよというハナシになるし、そもそも昨今の大手がSTGの新作をほぼ出さなくなった理由って『開発費の高騰で新作を出そうとしても採算が取れな…
スペースハリアー…通称『スペハリ』、過去幾度となく我がブログで語ってきたように本作には数多くの移植版が存在する。そしてスペハリの移植にはいずれも顔とでもいえるような特徴があった。しかしある時を境にしてソレは控えめになっていく。その理由はシンプルに『ハードスペックが追い付いたから』である。 SMSやファミコンのようにスペックがスペハリ移植に追い付いていなかった時代では開発側が様々な施策、或いはゴマカシを行うことで、少しでも本家アーケード版のプレイ感覚を再現しようとしていた。しかしながらいかに感覚を近付けたとしてソレはアーケードの完全移植にはなり得ず、必ずどこかで差が生まれていた。 一方、ハードス…
『萌え』とは特定の対象物に対するとある方向性の好意を示したワードである。こういった概念は『萌え文化』と呼ばれ日本からやがて世界へ、『萌え』は『MOE』としてワールドワイドに広がっていった。むしろ近年では浸透しきって逆にあまり聞かなくなった(というか『推し』に置き換えられた?)言葉であるが、その意味合い自体は今でも全人類の意識に根付いているといっていい。(この辺のサブカル概念そのものを語るのは我がブログの専門外なので各自調べていただきたい) そんなこんなで今宵語る作品は、そんな『萌え』を全面的に押し出したこのゲーム!『オトメディウスG』である!タイトルのGは『ゴージャス!』の意味、ファンからの通…
本日、10月29日がなんの日であるか、我がブログにたどり着くようなゲーマー諸君ならばモチロンご存知であろう(開幕主語デカ案件)。 10月29日、それは時代が求めた16bit『メガドライブ』の発売日である。そしてメガドラの発売日ということは…?そう、『スペースハリアーII』の発売日でもあるのだ! というわけで今回語るタイトルは『スペースハリアーII』!実は本作については今から約4年前に一度語っているのだが、昔の記事は最初期のものだけあって内容が薄いしスペハリII&メガドラの発売34周年を記念して今一度ガッツリ語っていくのである!! なお、先にネタバレしておくと、本記事ではオリジナルのメガドラ版ス…
…このブログで毎月ゲームを語るようになってから、気がつけばはや4年。幸い更新休止やすっぽかし等のやらかしもなければ、これといった炎上もなく、日々平和にゲーム語りを続けられている。 もともと趣味で始めただけでこれといった義務感も覚えぬままここまで来られたのはまさしく幸運だと言えるだろう。しかし、我の中のナニカが警告を発し続けている。『このままでいいのか?』『なんのためにキサマはこのブログを始めたのだ!?』…と。(いつもの導入部の茶番なので頭空っぽで読み飛ばして頂いて結構です) …そうだ、いつの間にやら忘れていた。…我がこのブログを始めたきっかけは…そう、あの作品…あのゲームを語りたかったからだ!…
さて唐突だが自分はこのところ『悪魔城ドラキュラ』もとい『キャッスルヴァニア』シリーズにのめり込んでいる。アクションゲームの歴史を語る上で欠かせないKONAMIが誇る名作『悪魔城ドラキュラ』であるが、実のところ自分は『ドラキュラII』『悪魔城伝説』『Xクロニクル』『月下』『GBA3作』『黙示録』『PS2版』、およびこの後に語る『とある作品』くらいしかクリアしたことがなく、それらもまた完全クリアとは程遠い通常クリアだけで満足してしまっていた。 しかしそんな自分がある日『ボンバーガール』にドハマりすることになったわけなのだが…ああいやちょい待ち、話が脱線したかのように思われるが、実際今回の記事はコレ…
www.famitsu.com そのこだわりの凄さと、クオリティーの高さで「クラシックゲームの移植といえばエムツー」という同社の30周年記念インタビューです。処女作であるメガドライブ版ガントレットの話やセガ奥成さんとの繋がりなど、読み応え十分です。 メガドライブミニW セガ Amazon