①幻の黄金時代 デシャンが就任した2012年から2013年の奇跡のウクライナ戦まで、フランスのサッカーはタレント不足に悩まされ、重苦しい雰囲気がありました。 ジネディーヌ・ジダンに頼りきっていた時間があまりに長すぎたこと、彼の引退以降もそれなりのタレントがいたにもかかわらず、ドメネクという愚将に6年も指揮を任せたこと。その副作用はあまりにも大きく、ローラン・ブランもデシャンも苦戦していました。その頃はスペイン代表の黄金時代末期で、ブラジルW杯予選ではHOMEで完敗を喫しています。あれから10年後、スペインはW杯でベスト16以上に行けない時代に戻り、フランスはW杯2大会連続ファイナリスト。立場は…