侗庵新論は海防臆測と並ぶ侗庵の代表作です。1825年~1844年(37才~56才)の20年間に渡って書いた著作で、本編160篇、追記31篇の合計191篇という膨大なものです。テーマも多岐にわたっています。従って海防臆測や壺範新論のように一度に全篇を投稿するのではなく、一篇ずつ順次投稿していきたいと思います。また記述の順序も読みやすさを考えて、現代語訳→読み下し文→語釈→漢文の順で行きたいと思います。まずは1825年(侗庵37才)までに書かれた第1~16までを掲載します。 なお原文は国立国会図書館デジタルコレクション、早大図書館古典籍総合データベース、国立公文書館デジタルアーカイブに依っています…