私たちの生活や経済活動に不可欠なガソリン、灯油、LPガス。これらのエネルギーが、製油所から遠く離れた地域へも安定的に届けられる裏には、巨大なタンクと港湾設備を備えた「オイルターミナル」という社会インフラの存在があります。特に、東日本大震災を乗り越え、地域のエネルギーライフラインを守り続ける存在の意義は計り知れません。今回は、岩手県、釜石市、そして大手石油元売各社などが共同で出資する第三セクターとして、岩手県のエネルギー供給の心臓部を担う「岩手県オイルターミナル株式会社」の決算公告を深く読み解きます。その決算書が示すのは、民間企業とは一線を画す、公共性と安定性を追求した経営の実態。地域の暮らしを…