1925年65歳のアラバマ州出身の通称「ジョイナー親父」また「ワイルドキャッターの王」とも呼ばれる一人の男が東テキサスのサビン盆地の土地の借地権を持って、ダラスに現れました。 (ワイルドキャッター:石油の出そうな土地の借地権を手に入れ、他の人々を説得して井戸掘りの資金を出させビジネスをする人) 1927年地主のブラッドフォード夫人の土地の石油採掘を開始します。悪戦苦闘の末、1930年10月3日の夜8時、ジョイナー親父が70歳になった頃、ブラッドフォード三号井から油を含んだ砂が出始め、地面が揺れたかと石油とガスと水が大音響と共に噴出したのです。 1931年の4月終わりまでに多くの一攫千金をねらう…