一つ一つのカテゴリーの収蔵品数は多くはないが素晴らしい最高峰のものを選りすぐった印象が強い。私のように浅く薄く鑑賞したい人には飽きることなく良いものばかりが見られてとても満足度が高い。 オウム貝に描かれた線の超絶微細な蟲の数々。 当主のお気に入りの書斎「ダンテの書斎」に飾られていたお気に入りの美術品の一つだったのだろう。 金持ちは恐ろしい。自分が良いと思ったものは何でも集めてしまうしその財力もある。メメントモリと題された表に若い男の肖像、裏には上下反転した髑髏が描かれた作品。回転して展示されるものだったらしい。 クリームウェアとも呼ばれた白い陶器も極上なものがあれこれ置かれていて目を奪われる。…