オオカミ男

★「怪物くん」の面白情報箱② ★「怪物くん」の漫画連載はいつから始まった? 人気漫画「ドラえもん」「おばけのＱ太郎」「パーマン」などを世に送り出した漫画作家、藤子不二雄さんが１９６５(昭和４０)年１月から１９６９（昭和４４）年まで、月刊誌「少年画報」(少年画報社)にて連載した作品である。 怪物くんの連載前、少年画報で予告編を乗せる時には、まだ考えがまとまっていなかった。そのため怪物くんを後ろ向きにして、それを見ているドラキュラ、オオカミ男、フランケンの３人が驚いている様子を描いた。 その後、「週刊少年キング」「月刊コロコロコミック」「学習雑誌（小学館）」、「てれびくん」などにも連載されていた。…

★「怪物くん」の面白情報箱① <ストーリー＞ 怪物ランドの王子、怪物くんこと怪物太郎は人間世界へ勉強にやってきた。お供である｢ドラキュラ｣「オオカミ男」「フランケン」の三人のお供を従えて怪物屋敷に四人で住んでいる。近所のヒロシくんと仲良くなって、持ち前の我がままと不思議な力で悪い怪物や、悪人をこらしめるために活躍を続ける冒険物語である。 ★「怪物くん」のテレビ放映 ｢怪物くん｣のテレビ作品は、大きく３つに分類できる。 白黒放送時代の「モノクロ版」 カラー放送時代の「カラー版」、そして、 人気グループ「嵐」のリーダー大野智が「怪物くん」を演じた実写版 に分けられる。 ①「怪物くん」モノクロ版 放…

★「怪物くん」（とびだすえほん）Ｐ.９、１０の映像と本文 ＜本文＞ ゴリラキングとタラントノウルス 「うわあい、たいへんだわ！ゴリキングと、タラントノウルスが、けんかしてるわよ。怪物くん、はやくきて、とめてよ」 怪子ちゃんのさけび声をきて、怪物くんが、とんできました。 「わあ、やってる やってる。いいんだよ、もっと、ドタバタ、 やらせておけば、いいんだよ」 さすがの怪物くんも、こんなにすごいけんかでは、どうすることもできません。 怪物くんは、ただ、だまってみていることにしました。 「ブワー！」 「ガボー」 ギリ ギリ ギリ！ ドシャン！ けんかは、いつまでたっても、おわりません。でも、そのうち…

★「怪物くん」（とびだすえほん）Ｐ.７、８の映像と本文 ＜本文＞ 三人組のどろぼう このごろ、三人組のこそどろが、よく出るというので、怪物くんとフランケン、 それにドラキュラと怪子ちゃんは、どろぼうが出るかどうか、 かくれてまっていました。 「おや、ほんとに出てきたぞ」 「フンガー」 「やっぱり、三人組のどろぼうざますよ」 「しーっ、しずかに しずかに」 怪物くんたちは、声をころして、ようすをみることにしました。そういうことは しらずに、三人組のどろぼうたちは、ぬきあし、さしあしで部屋にはいってくると、 大きなふろしきを、ひろげて、時計や、ラジオなど いろんなものをいっぱい つつんでもっていこ…

★「怪物くん」（とびだすえほん）Ｐ.３、４の映像と本文 ＜本文＞ なにがでるのでしょう こんやは、とてもさびしい、いやな晩です。そとは、雨まじりの風がふき、 ガタガタゴトゴト窓がなっています。 「いやな晩ねぇ。はやくごはんをたべて、やすみましょうよ。」 おねえさんと、ヒロシくんは、いそいで、ごはんをたべていました。 ジャジャジャ ジャーン そのとき、部屋の中のっどこからか、ヒロシくんのなまえをよぶ、きみのわるい声が、きこえてくるではありませんか。 「ヒロシくん」 「ひろしくーん」 「ひろしくーん・・・・・」 高い声、ひくい声・・・・・・いろいろな声がします。 おお、こわい、いったい、どうしたと…

★「怪物くん」（とびだすえほん）Ｐ.１、２の映像と本文 ＜本文＞ はじめまして こんにちは、みなさん。 ぼくたちは、へんちくりんな顔して、ときにはしっぱいもしますが、 とてもゆかいな仲間です。 ただしい人をたすけて、わるい相手をやっつけます。 きょうは、ヒロシくんのうちに、あそびにきましたが、あしたは、 みなさんおうちにいきたいとおもっています。 そのときは、よろしく。なかよくしてね。 ヒロシくん 怪物くんの大のともだち オオカミ男 怪物やしきの名コック フランケン 気はやさしくて力もち ドラキュラ 怪物国一のシャレ男 ★「怪物くん」（とびだすえほん）Ｐ.１、２の解説 本を開くとヒロシくんの家…

★『「怪物くん」ばんそうのとびだすえほん』の基本情報 発行年月日／１９７０（昭和４５）年４月２０日 発行会社／株式会社 万創 編集人／辻 勝三郎 構成／株式会社 小出信宏社 印刷／凸版印刷株式会社 原作／藤子不二雄 作画／スタジオゼロ 本のサイズ／Ｂ５ ＜お断り＞ 文中に差別的な言葉が使われていますが、原文を忠実に表すために使用しています。差別的な意図は一切ありませんので、ご了解願います。 ★「怪物くん」の表紙と裏表紙 表紙 裏表紙