それは世界中の積み重ねられた祈りのようなものでもあり。
夜明け前、山荘内の空間をホーリーな空気で満たす。祈ることしか出来ない、そのようなことが自分の周りに訪れてしまったので。祈ることは思うこと。思うことは自分と向き合い、そして他者を思うこと。そのような小さな思いの連鎖などに意識を傾けつつ。
夜明け直前の時間帯に、ホーリーかつトラッドな合唱曲を。今回はBlu-rayディスクからリッピングした(合法なものです)24bit音源にて再生。もともとが352.8/24でレコーディングされている音源なので、よりマスターに近い環境で聴いてみようと。SACDでのDSDな雰囲気をまとった音作りとはまた異なり、明快に分解する音もまた、この音源を聴くにあたって別側面での魅力を引き出しているように思えるのです。
クリスマス・イヴ、その夕方にこれを聴きながら向こう岸に渡っておりました。現実に戻ってこよう。
本日の2Lレーベルラスト。この作品が最も彼岸に持っていかれるのだよな。
山荘の雰囲気に合うのではないかと思って持ち込んだディスク。これが夜の山荘の静けさにふさわしい、ホーリーな要素を通り越し、凄みまで感じさせる雰囲気。この標高1,500mの世界で寒さに震えながらこのような楽曲を聴いていたら、確実に昇天出来ます。ぬくぬくとした部屋で聴いてはいますが。
北欧から届けられた、厳かなるチャント。全てのものが浄化されゆく。
神聖なるものは、たとえそれが自らが属する宗教とは異なっていたとしても、借りものでもいいので、上手く自分に都合のよいように使うのがいいのです。と言うことで、もう1枚ホーリーに。12月頭に八ヶ岳山荘にオーディオ一式を持ち込む予定なので、その際にこれら2Lレーベルのディスクも持ち込みます。参加者全員でホーリーな気分になってしまおう。
ノルウェーは2Lレーベルの音源に完全にハマった。それも基本的に合唱物。北欧、宗教、合唱。自分にとっての新三拍子なのかもしれない。加えて極上の高音質。この音源もディスクを発注しました。Amazon Music HDで聴いてみても、群を抜いた音質の良さ。静謐です。午前3時台の神聖なる静謐。