蜷川幸雄演出。 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール 2007年10月4日(木)〜21日(日)
原作:W・シェイクスピア 翻訳:松岡和子 出演:吉田鋼太郎 蒼井優 高橋洋 馬渕英俚可 山口馬木也 壤晴彦ほか
【紹介】 シェイクスピア『オセロー』の要約を書いているので、ぜひこちらもお読みください。 bokunenjin.hatenadiary.jp 【解説】 『オセロー』は愛と嫉妬、そして裏切りの物語と言われることが多いかと思います。日本のボードゲーム「オセロ」の語源となったように、作中ではイアゴーを中心として、物語の展開や敵味方の関係がころころと入れ替わります。 シェイクスピア作品が「よい文学」である最も大きな要因は、彼の作品が持つ多義性にあると思います。これは戯曲・演劇という表現方法の良い点でもありますが、曖昧性を残したまま物語を進めていけることが強烈な魅力となっているのです。もしも『オセロー』…
シェイクスピア四大悲劇の一つである『オセロー』。日本語訳(松岡和子 訳)を参考に、どのような物語なのかをまとめてみる。長さは文庫本で240ページくらい。戯曲、つまり登場人物の台詞のみで物語が進んでいく形式なのでサクサク読める。さらに、日本語が自然で読みやすく、訳注を併せて読めば作品を深く理解できるだろう。ぜひ手に取って読んでみることをお勧めする。この記事では大まかな、最低限の事のみを記すつもりだ。感想や解釈については、いつか別の記事として書くかもしれない。 登場人物 <相関図>※pc推奨 ブラバンジョー(父) 反対 │ ▼オセロー(将軍) ──妻──▶ デズデモーナ ▲ ▲ │ │ │ 操作 …
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲作品の中でも、『ハムレット』、『オセロー』、『リア王』、『マクベス』の四作品は、「四大悲劇」と呼ばれている。 これらの作品群は、シェイクスピアの代表作とされ、人間の普遍的な苦悩、道徳的ジレンマ、そして存在の根源的な問いを深遠に探求している点で普遍的なテーマを扱っている。 この記事ではシェイクスピアの四大悲劇について紹介したい。 シェイクスピアの四大悲劇とは? シェイクスピアの四大悲劇の詳細について ハムレット オセロー リア王 マクベス まとめ シェイクスピアの四大悲劇とは? ハムレット (岩波文庫 赤 204-9) 作者:シェイクスピア 岩波書店 Amazon…
劇団山の手事情社の創立40周年の記念公演として、『オセロー』と『マクベス』を二本立てで公演。まずは『オセロー』から見ました。 シンプルなセットと練られた演出効果 撮影:平松俊之 ステージ真ん中に大きくはない白い正方形の平台、その上に白い椅子。上手にもう一つ椅子。ステージ後方にすだれ状の幕があり、奥がうっすらと透けて見える。 開幕後暗転し、パッと照明がつくと、真っ黒な衣装の男が椅子に座り、襲いかかるものから自分を守るように左腕で顔を覆い、のけぞっている。すぐに暗転。また照明がつくと、白いロングドレスの女が現れる。 女はデズデモーナの魂(山口笑美)、俯瞰して物語に寄り添い、オセローを見つめる。黒い…
文学座『オセロー』サイト:オセロー|文学座 400年も上演されてきたシェイクスピア劇で、今までとは異なる何か、オリジナルな新しい演出を今さら打ち出すなど至難の業である。例えば今回の、死んだはずのデズデモーナやエミリアが起き上がって登場人物を見守る演出は、すでに1830年代に『オセロー』のパロディ劇で行われているという具合に(注1)。しかし、今回の鵜山演出の文学座『オセロー』は、新機軸を見たいという私の長年の望みを叶えてくれた。四半世紀前になるが、イギリス留学時代に、Peter Holland先生のチュートリアルで初めて「『オセロー』は喜劇的な構造を持っている(そもそもシェイクスピア悲劇は必ず喜…
物語オセロー (シェイクスピア・ジュニア文学館 7)作者:小田島 雄志汐文社Amazon 残念ながら私は今までシェイクスピアの作品を完訳で読んだことありません。 子ども向け翻訳は部分的に読んだことあります。 しかし、四大悲劇の一つである『オセロー』だけは読んだことなかったので、図書館の児童書コーナーで児童書版を借りてきました。 何で今まで読まなかったのかと残念に思うほど、素晴らしい内容でした。 社会で生きていると、イアーゴーのような人間はいるものです。つまり、親切な助言者のふりをして近付く詐欺師です。 本作品を読んでいると、将来、そのような人物が近付いて来た時に「こいつはイアーゴーではないか」…
オセロー ――シェイクスピア全集(13) (ちくま文庫) 作者:ウィリアム・シェイクスピア 筑摩書房 Amazon ああ、用心しなさい、将軍、嫉妬というやつに。こいつは緑色の眼をした化け物だ。餌食にする肉をもてあそぶ。 ムーア人のオセロー将軍が気に食わないロダリーゴーとイアゴー。 オセロー、ブランバンショーの娘デズデモーナと結婚。てか、駆け落ち? 「私の恋のいきさつをすべてありのままに、お話しましょう。」正々堂々なオセロー。 奴隷に売られた過去。 互いに食い合う人種。ひぃぃ。 相思相愛やったんよ。 格言とは砂糖と塩を一気に差し出す。 財布に金を入れとけ。 イアゴー、嫁の悪口を上司の妻の前で。 …
文学座公演『オセロー』も大千穐楽おめでとうございます👏👏👏「最終目的地である長岡での千穐楽を終え、全13ステージを終了いたしました。」 https://x.com/bungakuza/status/1812800848030003432?s=46 皆さま、とってもいいお顔です😊 楽しくて嬉しくてニコニコしていらっしゃる鵜山仁さんのお顔が浮かびます。 みんなとてもいい顔してるなぁ…お疲れ様でした — 鵜山仁 (@hitoshiuyama) 2024年7月15日 「心の底から、ありがとうございました。」オセロー横田栄司さん ご来場いただいた皆さま、劇団の仲間たち、お一人お一人に感謝をお伝えしたいの…
文学座公演『オセロー』2回目東京千秋楽おめでとうございます💐 紀伊國屋サザンシアター6列目センターブロック(通路側)にて。 悲劇に涙したのに多幸感でいっぱい。横ちんオセローが…いえ目の前にいる全員が「忠実な」浅野イアーゴーを信頼していて、客席の私はイアーゴーの独白を聞いて彼の裏の顔を知って、事を覗き見していた3時間。楽しかったー。鵜山さん、いつか同じキャストで再演してほしいです! なんと… オセローに話しかけられるというドキドキも体験させていただきました。 横田栄司さんにしか演じられない(和田義盛風味のある)高潔で誠実でチャーミングな愛されキャラの英雄オセロー。千秋楽はデスデモーナへのデレデレ…
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて文学座公演『オセロー』観劇。8列センターブロック。 横田栄司さんカムバックおめでとうございます!最高でした〜!お帰りなさい!劇団に入って25年で初めての共演というイアーゴー浅野雅博さんと意気のあった演技が最高に楽しい。演出の鵜山仁さんも「こんなに合う」ことにびっくりしてらしたって。どうやら「赤い糸」で繋がっていたらしい。 サザンシアターのバルコニーみたいな通路を使った演出を初めて見ました。舞台の奥に照明が当たるとキラキラ✨する透明なカーテン(?)がはられ綺麗でした。そこの照明の色が変化はオセローの心境ですね。美術ですが、中央にデンと鎮座している…