成層圏の地上から10〜50kmにある、オゾン濃度の高い層。
生物に有害な紫外線を吸収する。フロンやハロンによって破壊され、オゾンホールが発生して、紫外線による癌のリスクが上昇している。
オゾン層におけるオゾン濃度が1%減少すると、オゾンに吸収されていた紫外線が地上に届く量は2%増加する。
なお、成層圏のオゾン層は紫外線を防いでくれる効果があるが、地表で発生すると光化学スモッグとして人体に悪影響をもたらす。
オゾン層を破壊しない代替フロンへの切り替えが行われたが、代替フロンは強力な温室効果を持ち、地球温暖化に悪影響を及ぼしている。
モントリオール議定書による取り組みにより、遵守がうまくいけば2050年ごろまでにオゾンホールはほとんど消滅するとされている。