「恋とはどんなものかしら」 モーツァルト オペラ・アリア「いろはの音楽の部屋」でモーツァルト「フィガロの結婚」の扱いました。その《フィガロの結婚》から、ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」です。----------------------------------------------(吉田秀和「レコードのモーツァルト」より) 例のケルビーノの〈恋とはどんなものかしら〉のアリアのすばらしさ! こんなことは、もう誰も知っている。私は一言もいう必要はない。これこそ、はじめてこの音楽をきく人から、これまでに何百回もきいてきた人に至るまで、どんな人も、同じ結論のところで出会ってしまう、稀有な傑…