日曜に、午前十時の映画祭で「ドクトル・ジバゴ」を見てきました。ロシアを舞台に、医師で詩人でもある主人公ジバゴの、第一次大戦とそれに続くロシア革命の動乱により翻弄され続けた生涯を描いた映画でした。デヴィッド・リーン監督は、「アラビアのロレンス」でアラブの砂漠を舞台に極めてスケールが大きな映像を描き出しましたが、この作品でもロシアの広大な山間部や雪原を、美しく壮大に映し出しています。(実際にはソビエトでの撮影が許可されず、他国で撮影したようですが・・)また、この作品ではこれもスケールの大きさを感じさせる、主題曲「ラーラのテーマ」が繰り返し流されました。主人公ジバゴが、動乱の中で住む土地を追われ、何…