プロ野球の熱戦が繰り広げられる巨大ドーム、人気アーティストの歌声が響き渡る歴史ある劇場。こうした大規模なエンターテインメント施設は、都市の活気の象徴であり、多くの人々に感動と興奮を届ける舞台です。その運営の裏側には、巨大な施設を維持し、一年を通じて魅力的なイベントを誘致する、プロフェッショナルな経営手腕が存在します。 今回は、大阪を代表する二大エンタメ施設、「京セラドーム大阪」と「オリックス劇場」の運営を手掛ける、「株式会社大阪シティドーム」の決算を読み解きます。かつての経営破綻から、金融大手オリックスグループ傘下で見事な復活を遂げた同社の、驚異的な収益力と鉄壁の財務基盤に迫ります。 【決算ハ…