テレビというオールドメディアから離れて、かれこれ15年以上が経過する。世間ではテレビ離れが叫ばれて久しいが、私自身も全く見る必要性を感じていない。しかし、かつて外注の字幕翻訳者としてその報道制作の現場に身を置き、現在はプロのロシア専門家として独自のルートから一次情報を精査している人間として、現在のNHKのウクライナ報道だけは看過できない。そこに映し出されているのは、実態とは完全に真逆の、意図的に捏造された「作られた惨状」だからである。 日本の大手メディア、とりわけ公共放送を自称するNHKは、「2022年2月にロシアが突如として一方的な侵略を開始した」という、あまりにもお粗末で一方的なナラティブ…