(これも10年以上前の話) ボスニアヘルツェゴビナの首都「サラエボ」。 ボスニアヘルツェゴビナは、ボシュニャク人(イスラム教徒:ムスリム)、クロアチア人、セルビア人など入り乱れる複雑な政治事情を持った連邦国家である。 そのサラエボを訪問したとき、サラエボ事件の現場に行ってみた。(第一次世界大戦の引き金) オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者であるフランツ・フェルディナントと、妻のゾフィーが、ボスニア系セルビア人に銃撃により暗殺された事件である。1914年の出来事であるから、2024年の現在からすると110年前のことになる。 世界を大きく変えた事件であると言ってもよいだろう。 私が訪れた当時…