「第三の男」1949年は映画史上もっとも評価の高い作品の一本として知られている。 だが同時に、「完成度は高いが、どこか作為を感じる」「うますぎて少し息苦しい」という感想を持つ人も少なくない。 この感覚は、とても重要だと思う。 本作を観ていると、画面のすべてが計算されている印象を受ける。 ↑ ダッチアングルと人物の影 石畳の影 ↓ ↑ ウィーンのプラーター公園にある「大観覧車」。1897年に建設された現存する世界最古級の観覧車。ホリーとハリーの名セリフが交わされたハイライトシーンの舞台として有名。 ↑ ハリー・ライム役のオーソン・ウェルズ ーーー ダッチアングル(傾いた画面)石畳に伸びる影地下水…