オーヘンリーの短編を原文英語で久々に読んだ。AFTER TWENTY YEARS(「20年後」)という6ページほどの短編である。オーヘンリーの短編は「最後の一葉」や「賢者の贈り物」がすごく有名であるが、この「20年後」もなかなか印象深い。昔高校生の英語リーダー教科書に全文が掲載されており、授業で習ったのを覚えている。 20年前、仲の良い親友と分かれる際、また20年後、互いにどんな境遇になっていようとも生きていればこの時間、場所で再会しようという話だ。その後、片方は警察に手配されている犯人、片方は警察になっていた。警察となった方は街を巡回中、再開少し前の時間に早く訪れていた昔の相棒と出会う。その…