仕事の帰り道。 シトシトと降る雨の中、「そういえばこの辺りに文学館があったな」と少し回り道。 どっしりと構えたグレーの建物に近づき重いドアをゆっくりと開けると、ふわっとしたあたたかさに迎え入れられる。 地元にゆかりのある作家の本が並ぶその記念館はカフェも併設しており、読書をしながらコーヒーも楽しめます。 コンセプトの中心はあくまで読書。なのでメニューはホットコーヒーとアイスコーヒー、カフェオレだけ。 先に入っている客は女性ひとり。真剣に読みふけっている彼女の邪魔をしないよう、小声でホットコーヒーを注文して静かに本棚へ。 奥へ進むと、地元の作家のみならず日本の文学を作り上げた文豪たちの著書も並ん…