やっと完結編である。 正直、前回の「栄光と夢」解説で終わりでよくない?という気はしているのだけれども、せっかくここまできたので、全作語っておきたい。 ということで、今回の残った5編のレビューですっきり〆たいと思う。 さて、さっそく、今まで避けてきた「カオスの蝶」に行こう。結局現実は落ち着いていないけれども、やはり自分の中に熱があるうちに、歯を食いしばって語るしかない。 こんなほぼ見られないようなブログですけど、頑張っています。 「カオスの蝶」はバタフライ効果を利用して、半人工的に悪天候を引き起こし、空爆を止めるために奔走する父親のおはなしだ。 このおはなしは、コソボ紛争真っ只中で、戦火にあえぐ…