もう一つの言葉 母語で書くこと、外国語で書くこと バベルの塔、そしてバベルの後に もう一つの言葉 言葉は外から来るもの。 上のフレーズについてあれこれ考えています。いろいろ解釈できる言い方ですが、いったん放った言葉は離れていきますから、それはそれで構わない気がします。とはいうものの、さらに言葉を重ねてみます。いわば追い打ちかけるつもりで、追って逐って負って織って折ってみるのです。 言葉は外から来るものだということを体感するためには、誰にとっても当たり前化している母語よりも、非母語――自分にとってのもう一つの言葉と言ってもいいかもしれません――との各自の体験を振り返るのがいいように思われます。外…