ワクチン輸送に必要な低温貯蔵技術について ようやく日本でもコロナワクチンのことが言われるようになってきたが、ファイザーのRNAワクチンは不安定なため、-75℃以下というドライアイス温度での輸送や貯蔵が必要である。しかしこれは通常ではなかなか利用されない極限温度。そこで現在、それに対応するための冷凍技術が注目され、新たなビジネスチャンスともなっている。 しかし海外から成田空港にワクチンが届いても、空港には-75℃で保管できる倉庫はない。医薬品用の倉庫は20℃と5℃に対応したものしかないという。そこで空港に到着すると30分で直ちに運び出すことになる。 ではワクチンを接種する病院などではどうやって保…