今年58歳の私のまわりで、最近よく聞こえてくる声があります。 「定年後って、どう過ごせばいいんだろう?」「働きたいけど、体が若い頃のように動かなくて…」「なんだか、前みたいにモチベーションが湧かない」 年齢を重ねるにつれ、見えてくる不安や戸惑い。でも私は、年齢を「経験の年輪」だと思っています。そう、まるでバウムクーヘンのようにしっかり積み重なっていくもの。 心と体が元気であるなら、年齢は前に進むためのブレーキじゃない。むしろ、歩みを深めるためのパワーになると信じています。 その思いを強くしたのが、今年5月に訪れた故郷・台湾での出来事です。なんと80歳を超えた「あこん」(台湾語で「おじいちゃん」…