大種牡馬ノーザンダンサーの本当の凄さ。 それは他の多くの種牡馬と異なり、 競走馬として優れた産駒だけではなく、 怪我や病気に泣いて競走馬として大成できなかった産駒ですらも、 後に一大勢力を築く大種牡馬となっているところです。 それが一頭だったならばそれほど珍しいことでは無いのかもしれません。 しかし彼の産駒はとにかく自身が一流競走馬であろうがなかろうが、 母系が良血であろうがなかろうが、 多数の後継種牡馬が未曾有の成功を収めたところに、 その凄さが感じられます。 今回の主人公、 カナダに産まれ、後に北米で大嵐を生む事になるストームバードも、 決して競走馬として成功した馬では有りませんでした。 …