自分がやってきたことがどの辺にあるのか、ということを確認できるというのは大変に心強く感じるものである。そんな機会がこれまでの人生の中で二つばかりある。 ひとつは入り直した母校でお世話になった恩師であり、もうひとつはたった二年だけれどやっていたボイス・トレーニングだった。 2000年に三年編入した大学の恩師は岡田徹教授。当時、国際福祉論を担当されていた。私の数年先輩だった。とにかくフェアネスを熱く語る先生で、毎年夏休みには学部生を10名ほど、希望者を募って、バングラデシュへ見学に連れて行き、現地で学校づくり等ボランティア活動に参加していた。多くの若い学生たちが影響を受けていた事だろうと思う。私が…