料理を愛に変える女性シェフ デンマーク ガブリエル・アクセル監督 19世紀後半のデンマーク、静寂と潮騒の漁村ユトランド、初老の姉妹は牧師だった父親の遺志を継いで信者の村人たちと慎ましい生活をおくっていた。 ある夜、雨の中、疲れ果てた女性バベットが姉妹の家を訪ねてくる。彼女はパリの有名レストランの女性料理長で夫と子供を殺され、動乱から逃れてきた。バベットは老姉妹の家で家政婦として働き、14年の歳月が流れた。 宝くじが当たり、バベットは一万フランを手にする。そのお金で姉妹の父親の生誕100年を祝うために晩餐会を開くことになる。晩餐会に出席したのは12人だった。 寒々とした風景と貧しい村人たちの素朴…