ガブリエル・ガルシア=マルケスの『ガルシア=マルケス「東欧」を行く』を読みました。 『百年の孤独』という本が、家の近くの本屋にいつも一冊置いてあるのだが(今日訪れたら無くなっていたので、誰かに買われたのか戻されてしまったのか)今年読んだ多和田葉子さんの『百年の散歩』と混同していて、ああ、これは『百年の孤独』だわ、散歩じゃないのよ、というのを毎回その本屋に行くたびに繰り返していた。ちなみに私はまだ『百年の孤独』を読んでいない。読んでいたら混同するはずがない。 その『百年の孤独』の作者だとはつゆ知らず、私はこの本を読んでいました。文字通り、ガルシア・マルケスさんが30代の前半に東欧をめぐった際のル…