日本のゲーム会社。ソフトバンクの関連会社で、正式名称はガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社。代表作に「ラグナロクオンライン」「エミル・クロニクル・オンライン」「ブラウザ三国志」「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」など。
元々は1998年7月1日、米国の最大手オンラインオークション会社であったONSALE社とソフトバンクとの合弁会社として、オンセール株式会社という名前で設立された。主にパソコン関連商品を取り扱うネットオークション事業を行っていたが経営は思わしくなく、2002年8月よりオンラインゲームサービス事業に転換、同時に社名を現在のガンホーに変え、MMORPG『ラグナロクオンライン(RAGNAROK ONLINE)』の国内運営企業として一躍その名を広めた。
現在は複数のオンラインゲームタイトルの運営に携わっているほか、主にラグナロクオンライン関連のグッズ展開、ネットカフェ他でのイベント展開、短編ドラマのストリーミング配信などを行っている。2004年4月にゲームアーツと業務提携、独自のオンラインゲームの開発も始めている。
初代社長はソフトバンクの孫正義氏の弟、孫泰蔵。現在は会長職に就き、森下一喜に社長の座を譲っている。
2003年7月にRAGNAROK ONLINEの開発元であるGravity社と永久包括提携を交わしたが、2004年に白紙化。しかしその後の2005年8月にGravity社はソフトバンク系列の企業によって買収されたため、Gravityとガンホーの契約関係は今後も切られることは無いものと見られる。
2012年にリリースしたスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」がヒット。2013年4月25日、時価総額が1兆699億円を記録。さらに2013年5月13日には時価総額が1兆5455億円に達し、任天堂の時価総額を抜いた。
RagnarokOnlineのβ2サービス開始直後の頃は、一部コミュニティによって「銃砲」と当て字されていたが、当時より現在に至るまで続くサービスや対応の悪さ*1などから、現在では悪意をこめて「癌呆」や「癌崩」、もしくは「癌胞」と呼ばれており、ガンホーに金を払っている客を「癌畜(癌呆の家畜)」と呼ぶ者すら現れるほどに嫌われている。
2003年頃に公式ウェブサイトなどで「ガンホー・がんばってます!」という(ユーザーから見れば全く頑張っていないように見える)フレーズを多用していた。その認識のズレが失笑を誘ったのか、現在でもユーザー側ではガンホーへの叩き文句や揶揄としてこのフレーズが使われている。いっぽうユーザー側発祥の名言として、「そんなこと言うからガンホーは信用されないんですよ!」「ガンホーサイコーマンクルポ(㌏㍂㌟㌞)」などが存在する。
公式サイトにあるヘルプデスク機能の脆弱性を突かれて個人情報流出を幾度となく起こしていることも、信用を無くす原因の一端を担っているようだ。
*1:不正な自動化キャラクター(=BOT)の蔓延と、そのBOTへの対応の鈍さ拙さなどが挙げられる