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ガンマ関数

(サイエンス)
がんまかんすう

ガンマ関数(ガンマ函数)は階乗の実数への(さらに進んだ段階では複素数への)一般化と特徴づけられる。

実数  s に対するガンマ関数の値は次の広義積分でもって定義される。

 \Gamma(s) = \int_{0}^{\infty} \exp(-x) x^{s-1} {\mathrm d}x

これには次のような性質がある。

  •  \Gamma(s+1) = s \Gamma(s)
  •  \Gamma(1) = 1
  • 正の整数  n に対し  \Gamma(n) = (n-1)!
  •  \Gamma(1/2) = \sqrt{\pi}

Windowsの電卓で  \Gamma(s) の近似値を求めるときは  s-1 を置数して階乗を求める操作を行う。たとえば  \Gamma(0.5) を確認するには -0.5 を置数して階乗を求める。実際に計算を行うと、近似値 1.7724538509055160272981674833411 が得られるが、これを2乗すると 3.1415926535897932384626433832795 を得られるので、このような実験から  \Gamma(0.5) = (-0.5)! = \sqrt{\pi} になることを数値計算により確認できる。

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